素敵な日本庭園
今回建物とお庭がとっても素敵だった為、3回に分けて掲載しましたが、いよいよご主人肝いりの日本庭園です。
日本庭園の作庭家である、重森三玲氏の庭作りにインスピレーションをうけ、作庭したとの事。
写真では、中々実際の雰囲気を伝えにくいのですが、一言でいえば「すさまじい」と言った感じです。
茶庭が「陰」だとすると、こちらの庭園は「陽」と言った感じでしょうか。
手入れの行き届いた苔が池の周りを囲み、どの角度から見ても素敵なお庭です。
個人的には、苔越しの黒い建物がカッコ良いな~とずっと眺めていました。
建築自体も素敵ですが、庭と組み合わさったときの破壊力は凄いなと感心しっぱなしです。
軒の深さや高さ、窓の位置に庭までの距離等、全てが意味があり計算されつくされています。
ついつい建築的な目線で色々とみていると、職人さんの苦労を感じる場所が随所にあり、本当に勉強なったのと大きな気付きの多い見学会となりました。
今回、いつもお稽古でお世話になっている泰山の先生にこのような素晴らしい機会を頂けたことに大きな感謝と、お茶をやっていて本当によかったなとしみじみ感じた一日でした。
ずっとこの場所に居たいと思わせるつくりは、まさにWABIKAのコンセプトに合致しています。
ここまで凄い庭園はなかなか難しいかもですが、良いとこ取りして更に良いものを作っていけたらと思います。
でも、ご主人が最後に話してくれた庭作りの最も重要なものが、「お客様に喜んで頂くために、掃除が8割だね」の言葉に、最も大切なことが含まれていると感じました。
WRITERこの記事を書いた人
代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ