杉板コンクリート
今日はお引渡し間近のお客様宅で外構のチェックです。
玄関を出て突き当りに設けたコンクリートの擁壁ですが、実は私の大好きなデザインになっています。
通常のコンクリートは特に凹凸もなく平らな仕上がりになりますが、ここは型枠に「杉板」を使うことでコンクリートに板模様をつける工法を採用しました。
外側の型枠を外すと、さらに中から杉板の型枠が現れてきます。
この杉板がコンクリートに杉板独特の優しい木目が付き、なんとも言えない素朴な雰囲気に仕上がります。
ですが、この工法は失敗が許されないとても緊張する仕上げで、今回もこの型枠を外すときは結構ドキドキします。
はがした状態がこちらの状態です。
杉板の色や節の形がコンクリート擁壁に表現されていて、無機質なコンクリートなのに少し温かみのある仕上がりになりました。
今後も当社の建物では、積極的に使っていきたい仕上げですね。
WRITERこの記事を書いた人
代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ