夏雲多奇峰
今日のお稽古でかけて頂いたお軸は「夏雲多奇峰 かうんきほうおおし」で、「夏は多くの雲が、奇妙な嶺に似た形を作る」といった意。
禅語の意味は人それぞれの解釈があってよいとの事ですが、例えば「人生」について当てはめるなら、苦しい時・辛い時があっても、それは季節が巡るようにいつか過ぎていく、と取れますし、「感情」について当てはめるなら悲しみや怒りのような感情に襲われ苦しい時も、それも季節と同じでいつか過ぎて治まっていく、と取れます。
今回もなかなか奥深い禅語でしたが、もう夏がすぐそこまで来ているのだなと感じる素敵なお軸でした。
ちなみに、たまたま今日は大粒の雹が降る大荒れの天気でしたが、なんとも先生の粋な計らいに感動です。
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代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ