ラピュタ?
宇都宮の帰り道、大谷石資料館に初めて入ってきました。
写真では何度か見たことはありましたが、実際に生で見るとその迫力あるスケール感と、神秘的な雰囲気は別世界の来たかのような空間でした。
昔みた宮崎アニメの「天空の城 ラピュタ」を思い出しました。
しかも私の大好きな大谷石と言うこともあってか、なぜか落ち着きます。
採掘当初はすべて手掘り作業だったので、石の表面には職人による手仕事の跡が刻まれた石壁は、なぜか温かみある表情に仕上がっていて、その当時は、ただただ必死に石を掘り出していただけの作業だったのが、なんとも言えない風合いに感じる空間になっています。
また、時代が進み採掘にも機械化が導入されてくると、一気に生産性も向上し石の表情は平滑で幾何学的な模様に変わります。
深いエリアに行けば行く程、その傾向が強くなり、同じ大谷石でも全く違う表情になることで、感じ方の違う空間になります。
こちらはどちらかというと、古代文明の遺跡のような雰囲気。 …………見たことないですが(^^;)
今回、念願だった私の大好きな大谷石についていろいろと学びましたが、どんな表情に仕上がっても雰囲気が良い面白い石なのだなと再認識しました。
また、採掘したばかりの時は薄いエメラルドグリーン色ですが、紫外線や風雨にさらされることで、徐々に寂びた表情に変わっていく様がやっぱり経年変化を楽しむ当社のコンセプトにマッチした素敵な素材だと感じました。
ちなみに下の写真は石を切り出す機械です。
なんとなくかっこいいなと感じたので撮影してみました。
WRITERこの記事を書いた人

代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ