高崎スタジオ前のユリノキ

弊社の高崎スタジオの前には、ユリノキの街路樹があります。
実は、このユリノキがとても気に入り、この場所の土地を購入したという経緯もあります。
大きく広がる葉の形や、通りに並ぶ姿がとても印象的で、この木のある風景に惹かれたことを今でも覚えています。
そんな高崎スタジオも、ここに構えてからもう9年ほど。
先日、ふと何気なく上を見上げたところ、ユリノキに淡い黄色とオレンジ色の花が咲いていることに気がつきました。
最初は、何かの突然変異なのではないかと思うほど驚きました。
というのも、これまでずっと見ていたはずなのに、ユリノキにこんな可愛らしい花が咲くことを知らなかったからです。
調べてみると、ユリノキは別名「チューリップツリー」とも呼ばれ、チューリップのような形の花を咲かせる木とのこと。
もう9年もここにいるのに、初めて見た花。
本当に一瞬だけ咲いていたのか、それとも今まで自分が見逃していただけなのかは分かりません。
ただ、こんなにも身近な場所に、こんなにも美しいものがあったことに気づけていなかったことに、少し驚きました。
日々の忙しさの中で、見ているようで見えていないもの。
知っているつもりで、実は知らないこと。
まだまだ身近なところにも、たくさんの発見があるのだと思います。
建築の仕事も同じで、土地の雰囲気、植栽、光の入り方、季節ごとの表情など、少し目線を変えるだけで気づくことがたくさんあります。
もっといろいろなことに目を向け、感じ取れる感性を大切にしていきたい。
そんなことを、スタジオ前のユリノキの花に教えてもらった一日でした。