開門多落葉
先日のお稽古で床に掛けて頂いたお軸。
開門多落葉「門を開けば落葉多し」と読むそうです。
秋の茶席で掛ける有名な禅の言葉とのことで、対句で「聽雨寒更盡」があり、『禅語字彙』によれば「夜もすがら雨と聽いたのは、落葉の戸を打つ音であつたの意。山居の幽情をいふ」とのこと。
徐々に、冬が近づいてきたのを感じさせてくれる素敵な掛け軸でした。
ちなみにこちらは私の生けた「椿」と「まんさく」。
まだまだ無駄が多く、なかなか先生のようにはいかないものですね。
足し算ではなく、引き算……。
建築にも通じるこの言葉ですが、分かってはいるはずなんだけど、本当に難しい作業ですね。
WRITERこの記事を書いた人
代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ