松樹千年翠
今年は、コロナの影響も有り、お年始の挨拶に伺ったら申し訳ないな~と思いつつも、お茶のお稽古でなかなかお会いできなかった社中仲間のお宅にお邪魔してきました。
素敵なお茶室にご招待され、お元気そうにされているお顔にホットしながらも、素晴らしいお道具や器などを楽しませて頂きました。
中でも、床の間に掛けてある掛け軸ですが、「松樹千年翠」(しょうじゅせんねんみどり)と読むそうで、年月や季節に左右されず、美しい緑を保ち続ける松。うつろいやすい世の中の、うつろうもののみに目を奪われて、常住不変の真理を見失うようなことがあってはならないことの意。
コロナ禍の心ざわつく世の中ですが、大切なものを見失わないようにしないと、と気付かされます。
静かな空間で、床の間に掛けた禅語と向き合う贅沢な時間の使い方に影響を受け、私もそろそろ一軸作ろうかなと思いました。
始めはこの禅語かなと………。
WRITERこの記事を書いた人
代表取締役(設計打合せ担当)
廣神 壮郎
ヒロカミ タケオ