昔の窓、今の心地
こんにちは!
中野です。
みなさんには旅先や古い家を訪ねたとき、ふとした窓辺に心を奪われた経験はありませんか?
何気なく差し込む光や、外の景色をゆらりと映すガラス。そこには、今の暮らしでは見過ごしてしまいそうな豊かさが静かに息づいています。
この写真の窓も、そんな一枚。

格子越しに田園風景がにじむように広がり、ガラスは今のように滑らかではなく、ほんの少し歪んだ表情をしています。
この素朴で温かみのあるゆらぎに、思わず目を奪われました。

窓ガラスの製造技術が飛躍的に進歩した現代では、こうした不均一なガラスはほとんど見かけなくなってしまいました。
けれど、この“ゆらぎ”が、空間に独特の陰影と奥行きを与えてくれます。
WABIKAの設計で大切にしている「素」と「陰影礼賛」の想い。
飾らず、素材そのものを活かし、光や影の表情を素直に受け止める空間。
時間とともに移ろう光、床に落ちる格子の影――そんな小さな移ろいが、暮らしをやさしく包み込みます。
こうした味わいのあるガラスを室内窓に取り入れてみるのも面白い。

視線をほどよくぼかしながら、光だけをやわらかく通すことで、空間に穏やかな表情と奥行きを生み出してくれます。
便利さや新しさだけではつくれない、静かな心地よさ。
昔の窓は、その豊かさを静かに語りかけてくれるようです。
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