壁に宿る光
こんにちは！
中野です。
博物館に出かけた日のこと。
展示物をじっくり見て回るはずが、ふと足が止まったのは…
壁でした。
塗り壁にふんわりと落ちる間接照明の光。
そのグラデーションが壁の細かな凹凸を浮かび上がらせ、まるで絵画のような陰影をつくり出していました。
展示品ではなく「壁」に見とれている自分に、思わずクスッと笑ってしまいます。
WABIKAが大切にしている「素」の魅力、そして『陰翳礼讃』の世界観とも重なります。
派手さではなく、素材そのものの表情を引き出す光と影。
その控えめな美しさに、どこかほっと一息つける安らぎを感じました。
博物館に来て作品そっちのけで壁を眺めている自分…。
でも、こうした“日常の中の美”を見つける瞬間こそ、豊かさなのかもしれませんね。
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